IUA便り

2015/10/28

患者さん?患者様?

医療現場での研修のはじめに

「患者様」ではなく「患者さん」と呼びますとお伝えします。

医療従事者と患者さんは対等という立場だからです。

 

20年近く前に「患者様」という呼称が広まったことにより

・お客様意識からのクレーム・暴力・暴言の急増

・実際の医療現場との違和感

・患者さん側の不快感

などの理由から医療の現場では10年ほど前から

「患者さん」という呼び方に移行しています。

 

私が住む神戸周辺や東京の中核病院(または拠点病院)でも

ホームページ上まで「患者さん」に変わってきています。

神戸大学医学部付属病院 http://www.hosp.kobe-u.ac.jp/

神戸中央市民病院 http://chuo.kcho.jp/

兵庫医大病院 http://www.hosp.hyo-med.ac.jp/

聖路加国際病院 http://hospital.luke.ac.jp/

日本赤十字医療センター(日赤広尾)http://www.med.jrc.or.jp/

 

もちろん、「患者様」を通している病院も全国にはありますので

一概にNGとは言えません。

例えば、患者さんを「カスタマー」と捉え

NO」は言わないという徹底した姿勢のK総合病院様は

当然のように「患者様」と呼びます。

http://www.kameda.com/ja/general/

 

私も例外として美容外科やインプラントなどを中心とする

歯科クリニックなどでは「患者様」を使うこともあります。

(患いがなく、お客様に近い感覚から)

 

呼び方ひとつですが、それによって受ける印象や

期待も変わってくるものです。

敬語同様、時代と共に変わるものもありますので

使う側も「今」を知ることも

大切になるのかもしれませんね。

 

 こちらの説明もわかりやすかったので、ご参考までに。

http://aa108wpbu0.smartrelease.jp/%E6%82%A3%E8%80%85%E6%A7%98%E5%95%8F%E9%A1%8C121101.pdf

看護士_R.jpg

 

  • YouTubeコガチャンネル
  • 古賀敦子ブログ
  • facebook イメージアップアカデミー芦屋Facebookページ
  • 講演のご依頼はこちら
ページトップへ