車の上座、下座
ビジネスマナーのひとつです
営業マンをはじめ、ビジネスの現場では
お客様や上司と一緒にタクシーに
乗るシーンは少なからずあるはず。
「お客様の会社の部長と課長と私」
「個人のお客様と自社の上司と私」
「自社の先輩3人と私」
...などいろいろな場面が
想像できるのではないでしょうか。
車での席次を知らないばかりに
失礼なことにならないよう
簡単に上座、下座をお伝えします。
上座、下座を知らないことが
クレームになることは
ありませんが、クレームが出た時
「上座、下座もわからない社員だから」と
言われることはゼロではありません。
新入社員のうちから
身に着けておきたい
ビジネスマナーのひとつです。
基本は安全第一
車は、運転席の後ろが最も安全と言われています。
ですから、タクシーでの席次は
「運転席の後ろ」
→「助手席の後ろ」
→「後部座席中央」
→「助手席」
という順なります。
(下の図「運転者がいる場合」)
3人の場合は
「後部座席中央」は使わず「助手席」に座ります。
タクシーに乗る際は、下位の者が声をかけ
上位者に席をお勧めすることが多いようです。
ただ、
上位者が乗り降りしやすい席が好みであるとか
ご高齢で足元が不安定であるとか
着ている服により乗り降しにくそうだと思われる場合は
臨機応変な案内をするとよいでしょう。
そのような場合は
「座りやすい手前の方がよろしいでしょうか?」など
配慮の一言があるといいですね。
上の図の「上位者が運転する場合」というのは
お客様が運転をなさるような場合です。
そのような時は、最も安全性が低いとされている
助手席が上座になります。
車での上座、下座。
基本を知っておくとスマートな
ご案内ができるのではないでしょうか。